帰国しました
16日から20日までの5日間、サイパン島に行ってまいりました。
サイパンはかつて日本であったことのある南洋の島で、万歳クリフなどが観光名所にもなっている玉砕の地です。
遠浅で、白い砂浜がどこまでも続く、エメラルドグリーンの海からは、錆び付いた戦車がむなしく空に向って発砲せんとした形のままに残っています。
海底に沈んだの戦闘機の残骸は、今は色とりどりに美しい熱帯魚を優しく庇う住処になっていました。
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渡彩覚書
16日朝、新阪急ホテル前にて同行の人と落ち合い、 リムジンバスで関空へ。
航空会社はノース・ウェスト・エアライン。
10:30離陸、機内で一時間時計の針を戻し、14:00着陸。
あいにくの曇天。
サイパンは今雨季なのだ。
送迎バスで宿泊予定のハファダイ・クリスタル・ホテルのあるガラパンへ向う。
ガラパンはサイパン一の繁華街だが、道路は黄濁した大きな水溜りが点在し、
潮風のせいか錆びついた建物とぼろぼろの車、 その荷台には人が荷物の如く乗っている。
野犬の痩躯なるが尾を垂れ目をしょぼつかせてゆっくり歩いている。
ホテル到着。
部屋はオーシャンビューを指定していたので、 プールとその奥にビーチが見える。
底に水色を塗ったプールと海の色が同じなのに感動する。
天気が悪いのと空腹なので取り敢えずガラパン探索に行く。
ホテルで食事を摂るつもりがないので、滞在中に利用する食事処や スーパーマーケットなどを確認しておく必要があるのだ。
日本にいて、「るるぶ」等に美味しそうなメニューの写真の数々載っていた食事処を いくつも発見したが、実際の店先は魅力的とは言い難い雰囲気である。
その理由の一つには照明の乏しさだと思う。
あちらでは夕方相当薄暗くなるまで電気をつけないので、 どのレストランも商店も俄かには営業しているのかどうかさえ覚束ない。
食料品店は主に中国人が経営している。
店内は暗く、蒸し暑く、独特のにおいがして、 商品は棚に乱雑に置かれて物を買う気にならない。
が、翌日にはもう慣れて、平気で色々買って食べたり飲んだりして、 人の順応性はすごいと思う。
旅行中、心配していた風邪も引かず、お腹も下さず、 至極元気でいられたのは気候のおかげだろうか。
町を歩き回ったのは主に曇天時だからやや肌寒い程に涼しく快適で、 それでいて湿度は日本よりも高いので喉をやられなかったのが幸いだ。
晴れの日はじりじり焼け付くような暑さだが、 そんな日は日がな一日、海に浮かんでいればよい。
続く
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